ハニートラップの甘い罠〜誘導業者に気をつけよう〜

先日、実際にYYCにて体験したハニートラップをご紹介します。
自然、かつ、あまりに巧妙だったため、すっかり騙されました。。
出会い系に慣れてきて、相手が業者かそうでないかの区別がなんとなくついてきた頃に陥りやすいトラップなのかもしれません。
同じような被害に遭わないようにするため、詳細と流れを書いておきます。

YYC　まりこ（バツイチ30歳）のケース

2017年2月6日

YYCをPCにて覗いていたところ、ふと画面右枠の「今日の彼女」という欄にいる一人の女性に目が止まる。プロフィールを見てみると自分住んでいるすぐ隣り街に在住とのこと。
まりこという名前で年齢は30歳。関西出身だがこちらにきてから最近離婚したという。
特にものすごい美人というわけではないが、愛嬌があって可愛い感じ。軽い気持ちで「タイプ」しておいた。
すると、程なくしてその相手からメールが届く。
「タイプありがとうございます」と最初はごく普通な感じで簡単な返信だけ。よくある挨拶メール。
せっかくメールをいただいたので、こっちも自宅から近いですねと返事をしておいた。

仕事の話題と趣味でやってる音楽バンドの話を切り出して返事を書いてみると、こんな返事が。

自分はギター（特にFコード）は苦手である旨を伝える他愛もないメールを返す。
こんな関西らしいノリの良さでメールが数分ごとに続く。

この日はこれで終了。
ただ、相手のプロフィールが少し変更されて、昔バンドやっていたという記載が入っていた。
また「友達募集」の掲示板に「バンド活動に興味あり」といった内容が新しく書き込みされていた。

2017年2月7日

昼過ぎに画像付きのメールが届く。プロフには公開されていない違う表情で、どこかでランチでもしているのを自撮りしたような素人感満載の写真だった。

この日はこの一通のみ。
こちらは「写真が可愛い、土日が空いている」といった内容のメールを送る。
が、返事をしても全然返ってこない。昨日の感じだとすぐ来るのにとちょっと寂しく思ってしまう。
会いたいな、どんな子なんだろうと嬉しい気持ちでいっぱいになる。
実は、この時点ですでに相手のトラップに心理的に引っかかってきている。

2017年2月8日

翌日、ついに相手が本性を出す。

と、この時点で相手からメールアドレスを聞いてきた。
業者の常套手段としては、一通目のメールで自分のメアドやLINEのIDを隠語的に伝えてくる場合や、こちらのアドレスを教えてほしいというのはあるが、何度か普通にメールをやりとしていた後だったし、流れ的にも自然で、こちらもそろそろポイント使ってメール送るより自前のメールで送りたいな、という絶妙なタイミング。
思わずこちらのメールアドレスとLINEのIDを伝えた。
また本人は、そろそろここは退会するということを匂わせていた。

すると

というメールが届いた数時間後、YYCのサイトからまりこの名前が「退会しています」と消えている。というよりYYCから業者認定されたようで強制退会扱いになっていた。
こちらとしては「本人はやめるとは言っていたが、なんで強制退会？」とは思うが、後から考えれば、そこはYYCの運営側が一枚上手というかサポートが優秀だったということだろう。

その夜のこと。
自分の使っているメールにez-web(au)のメールアドレスでメールが届く。

内容はこんな感じ。
こちらとしては、直アドももらったし別にYYCを退会しても無問題。喜び勇んでもらったアドレスに返信して見ると、、
エラー。。
雰囲気としては、受信拒否をされているような感じになる。。

ez-webのアドレスからなので、もしかしたらez-web以外のドメインからのメールからは受信ができないのかと思い、普段はdocomo使っているのだが、副回線で持っていてほぼあまり使わないauのスマホからメールを設定してメールを出してやっぱりエラー。。
原因を調べるためにわざわざauのサポートに連絡しても、これは相手が受信できない設定になっていると思われるという釣れない回答。。
相手はすでにYYCにいないため、従来通りの連絡をすることもできない。。

つまり、この受信拒否のアドレスしか、彼女との連絡方法がない。という状態。
こちらとしては、相手のことを好きになりかけているため、心理的に焦りが生まれている。

すると、2時間後

というメール。こちらとしては返したいのに返せない。

畳み掛けるように小１時間後

気になる女性からこういうメールをもらって、自分ではどうしようもない時の心境をちょっと想像して見てください。。
どうしたらいいのかわからない焦燥感でいっぱいなはずです。。

そして、、その１時間後に最後に来たメールがこれ。

最初の5-6行目くらいまでは、「あーよかった。なんとかなりそう」という感じだけど、そのまま雲行きが怪しくなってくる。。

「……ここに登録してください？？」

そのリンク先は「出会い情報局」という、メッセージを送るのに一通500円もかかる悪質出会い系サイト(閉鎖確認済み)でした。。
これって、、まさか、いわゆる誘導ってやつ？？

血の気が引くというか、自分の中でなにかが崩れ去る瞬間というのを久しぶりに身をもって体験した一瞬です。。
つまり、その悪質出会いサイトへの誘導のために、この数日間、独身40男の純心を弄ばれたと言ったところで、YYCのサイトメールで使ったポイントの数百円程度以外の実害こそなかったものの、心理的なダメージはかなりものものでした。。

出会い系の被害の多くは、金銭的なものもそうですが、それ以上に心理的なダメージも大きいということを覚悟しないといけません。
みなさんも気をつけましょう。