男女間の友情は存在する

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よくある流れで。。

ところが、その後、しばらくして彼女との音信が途絶えます。サイトにもログインしていないようでメールをしても未読のまま。出会い系での出会いですからそれも仕方ない、冷やかしの確信犯かも知れないとそのときは諦めました。
そして、彼女との音信が途絶えて約半年。すっかりあきさんの事も忘れた頃に、また同じような書き込みがありました。

「舐めるのが下手で、付き合う彼氏にその都度逃げられるので、フェラの練習台をさがしている。条件とかはではないけど、なにか美味しいものをご馳走してくれたら嬉しい」(原文要約)

名前は「みる」という名前だったが、これは明らかにあきさんだと確信し、またメールをしてみたところビンゴ。ちょっと鬱があってしばらくサイトにはいっていなかったとのこと。以前話したこともあったので、すんなりとLINEの交換ができました。彼女はメールより電話の方が好きということで、その後時々LINE通話をするような仲になりました。
彼女との通話のなかで、色々なことが分かりました。

  • 彼女はバンギャ(V系バンドのファン)で、某V系の情報交換サイトでバンドマンの彼氏候補を探していると。
  • 前年のクリスマスにあるV系バンドのメンバーと関係を持てたが、それから冷たくされていて寂しいと。
  • 実は数年前は吉原でソープ嬢をしていたことがあると。
  • ボディピアスが好きで、女性器にもピアスを付けていると。
  • うつ病で薬は欠かせない。睡眠薬を飲むので夜は8時には寝てしまうと。
  • 今は痩せたけどちょっと前まで体重が100kgあったと。(えっ?w

なるほど、いわゆるメンヘラのバンギャか、ということで、さらに元ソープ嬢で期待大とも思ったが、最後で太めということが分かり、こっちとしては若干意気消沈(僕は小柄で標準体型がタイプですw)といったところですが、会話自体は面白く、適度に猥談もできたりして、こういう女性友達の存在自体が貴重だと思えるようになりました。折角なのでご飯でもいこうと誘ったところすんなりOK。お互いの中間地点である上野で待ち合わせることにしました。

好みは分かれるか。。

さて、ある初夏の昼下がり。
待ち合わせ場所の、上野駅前の丸井に現れたあきさんはちょっとファンシーでひらひらの衣装をつけた恰幅のいい色白の女性でした。可愛らしい感じはしますが……予想通りというかやっぱりというか、ぽっちゃりというより太めといった感じでこれははっきり言って好みは分かれるタイプです。。(ちなみに僕はNG。w)
ただLINE通話で一通り盛り上がっていたので、初対面とはいえ、すぐ打ち解けてランチに行くことにします。彼女の提案もあり評判の牛カツ屋さんに行ってみることにしました。

食事をしながら、色々な話をしました。
まだ昼間だし、普通にランチをするような店なのであまりアダルトな話題は出なかったですが、彼女のディープな一面(V系好き、スプラッター系(結構ガチなやつ)、メンヘラなど)がわかり、なかなか興味が出てきました。ランチだけではおしゃべりが足りず、近くにあった昭和モダンな雰囲気の喫茶店でお茶。
薄暗い店内というのもあり、アダルトな話も存分に楽しみました。
童顔で可愛らしい感じではあるけど、自分のタイプじゃないというのもあり、カラダの関係は持とうという気にはならない相手ではありますが、元ソープ嬢ならではの風俗の裏事情や去年会ったというV系バンドマンとのプレイ、また普段サイトを使って会ってるような人の話などは貴重というか、女性側から見たサイトの利用実態などもわかってかなり参考になりましたね。
彼女はお金に困ってる時は割り切って援交を時々するそうで、これまでの出会い系で知り合った男性との話を聞くこともありましたがなかなか興味深く楽しいものでした。が、彼女の好みのタイプが細マッチョのV系バンドマンということもあり、電話で仲良くなっていたというのもありますが、あきさんも僕に対してはそういう感情は起きないということで、逆にちょうどよかったかもしれません。

その後もお互い暇な時にどちらからともなくLINEで電話をしたり、数ヶ月に一度程度近況報告がてらご飯に行ったりという関係で、仲のいい友達ができました。もうなんだかんだと2年以上の付き合いです。
「男女間の友情は存在しない」という言葉がよく議論されたりしますけれども、僕個人としては友情はあると思います。
こういう相手ができたのも、出会い系サイトならではといえるのではないでしょうか?

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