ご縁ってあるものだと思います。
さて、次の日。
昼過ぎ、「今日大丈夫ですか?」と確認のメールを入れると、「大丈夫です、17時半ごろ現地に到着できます。」との返事がありました。
しかし、出会い系での出会いです。実際に会ってみるまでは油断できません。待ち合わせの時間の直前までメールしてて急に音信不通になってドタキャンされることもあるからです。
とはいえ、パナップさんとのメールはなぜかそういう危惧を感じることはありませんでした。

こちらは薄い赤の半袖シャツと黒のデニムです。
パナップさんも服装教えてもらえると助かります。
こちらの服装を伝えると、程なく

黒 とグレーな感じでボブです
と一言メールが帰ってきました。
さて、パナップさんって、どんな人なんでしょう。
これまでの経験上、プロフで「ぽっちゃり」と書いてきた人はほぼ間違いなく、言葉悪いですが「デブ」の部類に入る方でした。しかもハッピーメールのスタイル区分では、「ぽっちゃり」は一番太めという意味でもある。
なので、正直なところ全く期待薄で、まぁデブな子でも楽しくエッチができたらそれでありだな、くらいの軽い気持ちで待ち合わせ場所で待っていると、、、こちらを確かめながら恐る恐るそこに現れたのはデブはおろか、ぽっちゃりというよりもグラマーで小柄な、目のパッチリとした可愛らしい女性でした。。
「!」
思わず絶句。。確かに年齢的には40代前半相応とはいえ、童顔で可愛らしく、こちらの予想をいい意味で裏切られた感じです。
「あのっ、ダニーさん、ですね、、えっと、お会いできて、、よかったです」って、なんか、セリフが棒読みなんですけど。。なにかの萌えアニメ設定ですか、といった感じで、ガチガチに緊張した様子。
僕はサイトで知り合った女性と初めてホテルに行く際には、まず食事なりカフェでフィーリングを確かめてから、というのが信条だったんですが、パナップさんとはなんかお互いに初対面でもすぐに打ち解けたような印象。17時半という晩御飯を食べるには中途半端な時間というのもあり、先にホテルに行こうということに。こんなことは初めてです。。
ホテルに入ってまずはおしゃべり。いくらこんな場所とはいえ、流石にいきなり服を脱ぐっていうのは違うなと躊躇しました。まずはお互いを知ろうということで、風呂に水がたまる時間を使って色々なお話をしました。
なんか素人熟女のものアダルトビデオ冒頭のインタビューみたいな感じです。(笑
お互い自己紹介をして、本名を聞くと、名前は「としえ」さん。さすが同年代、なんとも昭和な感じで親近感が湧きます。
年齢からいっても当然のように、彼女は既婚者でした。ただ、50歳になる旦那さんとはもうしばらくセックスをしていないとのこと。
今から7年ほど前、彼女が35歳、旦那さんが43歳の時に結婚。子宝には恵まれなかったものの、夫婦仲は悪くはないと。セックスレスになってしまったのは愛情が冷めてしまったのではなく、旦那さんの身体的な問題だそうで、病院に行ってED治療をしてまでセックスをねだるのはかわいそうというのが彼女の考えでした。
実際旦那さんももう自分は無理だと諦めているそうです。
ただ、このままでは自分が「女」でなくなってしまいそうで怖いという危機感はずっとあり、またどうしても抑えきれない性欲のはけ口がなく、このまま老いて行くのかと、どうしようもない絶望感に苛まれていたという。
知り合いから出会い系を紹介されてハッピーメールを始めて半年、これまでいまいちピンと来る男性がいなかったのもあり、まだ誰とも会ったことはなかった。サイト内でメールをやり取りしてみた男性は何人かいたが、決まってすぐに写真が欲しいとか連絡先を教えて欲しいという人ばかりで辟易していた。やはりこういう出会い系では自分から信頼できる人でないと個人的な情報は教えるのに躊躇してしまうと。
今回、しばらくぶりにログインして興味本位で僕の募集から僕のプロフ写真をみて自分の好みのタイプでビビっ!と来たとのこと(これはやっぱり男として嬉しい)。プロフもしっかりと記載があって安心感があったし、40過ぎのオバサン相手と思われたくないから、若い人よりは同年代から少し上くらいがよかった。そして、短い中でも僕とのやりとりで特に連絡先の交換や写真を見せて欲しいという要求もなく好印象だった、ということで、本当に会ってみようと思ったのだそうです。
実は待ち合わせ場所に着いた際、僕と同じような服装の男性がいて、プロフィール写真とあまりに違うので騙されたと思って一瞬帰ろうかと思ったそうです。ただ、その向こうに僕と思われる人影が見えたので安心したものの、こういう出会いだし、恐る恐る近づいてみたと。
今の旦那と知り合って10年弱、以来まだ他の誰ともセックスはしていなかったということで、今日はガチガチに緊張してしまったという彼女、今日はいつもと違う自分になりたいということで、思う存分エッチになりたいと言ってにっこり笑った顔が印象的でした。
僕もそういう彼女に対して、自分の予想をはるかに上回る可愛い人が来てくれて嬉しい。全然ぽっちゃりじゃなくて、普通とややぽちゃとグラマーの中間くらいだよ。と率直な感想を伝えると少し恥ずかしそうにしながらも嬉しそうにしていました。なんだか自分も久しぶりにこういうドキドキした感じを味わってる気がしました。これまでの出会いでは主に20代からアラサー狙いだったのもあり、すこし女性に自分が年上すぎると気を使っていた部分が少なからずあったなというのを今回実感したという思いです。自分が出会い系をやってる目的は究極的には子供を作ることを前提とした結婚相手になるような恋人探しではあるので、やはりアラサー狙いとはなるのだろうけど、遊び相手や、結婚を前提としない恋人としてなら40代もありだなという感触です。
「そういうことなら、これって不倫ってことになるんだろうけど、、僕は不倫とか浮気とかそういう重たい感じじゃなくて、僕らは『セフレ』ってことでいいんじゃない?」
なんて軽く提案したところ、そうね、と笑顔で快諾。こんな展開もあるんですね。

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